テクニカルインフォメーション

2003-2004スキーの特徴

2003年時点の情報です

1.ハボック ディメンション=120-88-115mm
 
2.クロスボウ ディメンション=115-82-105mm
 
3.ミラ ディメンション=112-79-102mm
 
4.ヌーニョ ディメンション=107-73-97mm
 
ブラックダイヤモンド・スキーの03-04モデル、ハボック、クロスボウ、ミラ、ヌーニョの4機種は、「C-マトリックスCAP」と呼ばれるグラスファイバーをメタルでコーティングしたCAP構造を採用しています。C-マトリックスCAP構造のモデルはトーションが強化され、テレマークとアルペンのどちらでも使えるように設計されています。また、グラフィックも一新されました。
ブラックダイヤモンドでは多様なバックカントリースキーのスタイルに対応するために、初級、中級、上級といった技術レベルではなく、使用目的に合ったスキーを用途別に開発しています。ここでは、C-マトリックスCAPを採用したモデルの滑りを堪能していただくために、4機種の特徴と選択の目安をご紹介いたします。
<ハボック:写真1>
パウダーや悪雪で威力を発揮する新開発のツインチップスキーです。ウエスト部がワイドで、パウダーでは抜群の浮力と操作性があるため、テレマーク、山スキーとスタイルを問わずバックカントリーを楽しめるフリーライドモデルです。120-88-113mm(183cm)のディメンションを持つファットスキーとしては軽量(3.7kg/183cmペア)なためハイクアップも軽快です。標準的な長さの目安はパウダー用なら173、183cm、ツインチップを活かしてパーク等でアグレッシブに滑るなら163cmが良いでしょう。ブーツはスカルパ・Tレース、T1、デナリXT等の剛性の高いモデルと組み合わせることをおすすめします。
<クロスボウ:写真2>
2002年に登場し、パウダーからハードパックスノーまで使えるオールラウンドスキーとしてテレマーカー、山スキーヤーからご好評をいただいたクロスボウが、C-マトリックスCAP構造を得て更に進化しました。クロスボウは左右スキーの表面を縦に走る弓形リブ「トーションボウ」により、インエッジ側のエッジホールドが高いのが特徴です。ウエスト部もワイドなためパウダーでの浮力も十分あります。オン、オフを問わずハイスピードで滑走するライダーにおすすめのモデルです。標準的な長さの目安はテレマークなら171、179cm、山スキーなら163、171cmです。
<ミラ:写真3>
アグレッシブに滑り込むピステテレマーカー、フリーライダーにおすすめのセミファットスキーです。フレックスがやや硬めなため、テレマークで使用する場合は筋力や体重がある方に適しています。112-79-102mm(175cm)のサイドカーブを活かした切れる滑りを目指す方におすすめです。標準的な長さの目安は山スキーなら162、175cm、テレマークなら175、188cmです。
<ヌーニョ:写真4>
2002シーズンまでのベストセラー、アークエンジェルのしなやかさとアークアッセントの軽快感を融合させたテレマーク、山スキーのスーパーオールラウンドモデルです。トップとテールのしなやかなフレックスと、幅を抑えたテールにより、スキーをたわませて切る滑りをしたり、テールをずらしてターン弧を調整したり、スキーを自在にコントロールすることができます。ヌーニョの素直な操作性は、ビギナーであれば正しいスキー操作を修得しやすく、上級者であればバックカントリーで遭遇するあらゆる斜面を満喫させてくれます。159,167,175,183,191cmのサイズがあり、標準的な長さの目安はテレマークなら身長と同じかやや長いサイズ、山スキーなら身長と同じかやや短いサイズです。