テクニカルインフォメーション

2007-2008グローブ、選び方

2007年時点の情報です

ブラックダイヤモンド・グローブ07/08モデルは、スキー、登山、アイスクライミング等の様々な用途に対応し、各アクティビティに最適なデザイン/素材を採用しています。今回はスノーグローブとオールマウンテングローブを取り上げ、これらの特徴と選び方をご紹介します。
スノーグローブとオールマウンテングローブの違い
スノーグローブはバックカントリースキー、スノーボード、スノーシューイング等に適したモデルで、材質には厚手のレザーやナイロンを使い、主に操作性に優れたシングル構造を採用しています。
オールマウンテングローブは低山ハイキングから冬期登山まで幅広く対応するラインナップで、行動中の使い勝手、メンテナンス性を重視しています。いくつかのモデルではスリーインワン設計(シェルとインナーの2重構造。シェル単体、インナー単体でも使える)を採用しています。
写真1:スノーグローブの例。
オールレザーのマッドマックス(左)と厚手ナイロンのレネゲード(右)。
写真2:オールマウンテングローブの例。スリーインワン設計のトラバース(左)とソフトシェル使用のパイロット(右)。
スノーグローブの選び方
○日帰り、1~2泊のバックカントリースキー/スノーボード
ポールを握ったときのグリップが良く、操作性と耐久性に優れたショート丈のレザーグローブがお勧めです。
[適合モデル: (左から)マッドマックス、レジェンド、
パトロール、パトロールミット、キングピン]
○バックカントリースキー/スノーボードのハイクアップ
降雪時のハイクアップには、防風性、通気性、撥水性、保温性のバランスに優れたソフトシェルグローブがお勧めです。
[適合モデル:インパルス]
○長期のスキー/スノーボードツアー、長期の冬期登山
厚手のレザーとナイロンを組み合わせ、インナーグローブを取り外せるロングタイプのグローブがお勧めです。
[適合モデル:ガイド、プロディジー]
○スノーハイク、スノーシューイング
ナイロンシェルでショート丈のグローブがお勧めです。
[適合モデル: レネゲード、レネゲードミット、
エレメント、エレメントミット、バーン]
※用途と最低気温の関係から、下表のような選び方もできます。
オールマウンテングローブの選び方
○厳冬期の登山
スリーインワン設計を採用し、保温性の高いミトンタイプのグローブをお勧めします。
[お勧めモデル:マーキュリーミット]
○数日間の冬期登山
メンテナンス性に優れるスリーインワンモデルや、ライナーグローブと組み合わせられるシェルグローブをお勧めします。
[お勧めモデル:トラバースグローブ&ミット、システムシェルGTX]
○日帰り、1~2泊の冬季登山
中綿が固定されたシングルシェルのグローブが、手の平のグリップ感、指先の操作性に優れておりお勧めします。
[適合モデル:センセイ、グリセード]
○冬のトレイルランニング、低山ハイキング
防風性、通気性を兼ね備えたソフトシェルグローブがお勧めです。
[適合モデル:パイロット]
※用途と最低気温の関係から下表のような選び方もできます。