テクニカルインフォメーション

トレッキングポールFAQ

2008年時点の情報です

トレッキングポールについて使用法や修理など、よくいただくご質問とその回答を下記にまとめました。「フリックロック」「シャフト」「ストラップ」「その他」の4項目に分かれています。どうぞご使用の参考になさって下さい。
フリックロックとは何ですか? フリックロックが硬くて閉められません ポールが縮んできます
1994年にブラックダイヤモンド社が独自に開発した、カムレバー式のポール長調節機構のことです。
カムレバーを使用しているため、
1. 長さ調節がワンタッチ
2. 一度固定強度を設定すれば縮む心配が少ない。
3. グローブなどをしていても調節が簡単
などの特徴があり、多くのバックカントリースキー、スノーボーダー、登山者、トレッカーに支持されています。
フリックロックの固定強度調節ねじを締めすぎている可能性があります。
詳しくは下記Support項目をご覧下さい。

ブラックダイヤモンド
トレッキングポールのお手入れ
●定期的なお手入れ

フリックロックの固定強度調節ねじが緩んでいる可能性があります。
詳しくは下記Support項目をご覧下さい。

ブラックダイヤモンド
トレッキングポールのお手入れ
●定期的なお手入れ

シャフトが折れてしまいました ポールを突いて歩くとカチカチ音がするのですが? エリプティック(楕円)シャフトは横方向の力に弱いのでは?
弊社にてパーツをご用意しております。お買い上げいただいたショップにてご注文ください。
■注意:使用時には「STOP」表示が見えない範囲で長さを調節してください。写真のように「STOP」が見える状態でセットすると、強度的に弱い矢印の箇所にポール末端が位置し、強い力が加わった際に折損の原因となることがあります。
スパイヤ、テラCFではシャフト伸縮にバイナリ機構を採用しています。この箇所でスナップボタンが擦れ、金属音がする場合がありますが製品の不具合ではありませんので、安心してご使用下さい。
ご安心下さい。横方向も円形シャフトと同様の強度があります。
エリプティックシャフトは縦方向に円形シャフトの約2倍の剛性を持たせ、たわみやぶれが少ないのでポールを積極的に使用するヘビーユーザーに最適な形状です。
ストラップが緩まないのですが? ストラップが抜けてしまったのですが?
写真のようにストラップを若干上方に引くことでスムースに緩めることができます。
弊社にて修理可能です。お買い上げいただいたショップにて修理をご依頼ください。
ストラップは下から手を通す?上から手を通す?どちらが正しい?
どちらも利点があり、どちらかが間違っているというわけではありません。

[ 下から手を通す場合 ]
ストラップとグリップを一緒に握るため、ストラップにも下方向への荷重が伝達されます。手が滑らないよう強く握る必要が少ないので、握力をセーブし、腕の力を効率的にポールへ伝えることができます。下りでは効果的に手をサポートしてくれるメリットもあります。
他方で、とっさの場合にポールから手をはずしにくいというデメリットもあります。

[ 上から手を通す場合 ]
腕の力をポールに伝えにくく、下りのサポートも望めませんが、とっさにポールを離しやすいというメリットがあります。

以上の特性を十分理解した上、周囲の状況に応じてポールやストラップの使用を判断して下さい。少しでもポールの使用が危険と考えられる場所では無理にポールを使用せず、パックに収納しての通過を検討して下さい。

○オスプレー社のケストレルシリーズは、立ったままで素早いポールの収納/取出しができるトレッキングポールホルダーを標準装備しています。ポール使用時の危険回避にも大変有効です。
 
スキーに使えますか? ポールの適正な長さはどれくらいですか?
日帰りのスノーシューイングや、スノーボードなどであれば十分使用可能です。スキーや長期の冬山縦走などでは専用に開発されたブラックダイヤモンドのスキーポールをお勧めします。
ポールの適正な長さは使用する状況により変化します。
詳しくは下記Support項目をご覧下さい。

ブラックダイヤモンド トレッキングポール 使用上のポイント
●場面別:ポールの長さ調節
 
ティッププロテクターは常に装着するものですか?
基本的にティッププロテクターは外して使用してください。
使用の目安は下記Support項目をご覧下さい。

ブラックダイヤモンド トレッキングポール 使用上のポイント
●ティッププロテクターの使用