1.岩との接触
 
2.やってはいけないロープの車内放置
 
3.ダメージを受けているカラビナ
 
 
4.メンテナンスグッズ
ロープをダメージから守るために
ロープは通常の使用中も、目に見えないストレス、ダメージを受けています。主な要因は酷使や紫外線です。ここでは、身近な例や対処法を挙げてみます。
■岩角や岩の表面との接触
鋭い岩角との接触がロープへ大きなダメージを生むことは言うまでもありませんが、粗い粒子の岩面も鋭い岩角と同じようなダメージをもたらします。特に傾斜の緩い岩壁では、下降時にストレスを与えてしまうことが多くあるので注意が必要です(写真1)。
■紫外線
車内放置などをして、ロープを直射日光に長時間晒さないで下さい(写真2)。
また、バッテリー液などの酸はナイロン繊維を劣化させます。酸によるダメージは症状が目に見えませんので注意が必要です。
そして、墜落、埃や泥などが日常的な使用時の主なストレスです。
■残置されたカラビナ、クイックドロー
ルート上、またはビレー点に残された持ち主不明のカラビナは、ロープとの接触面にダメージを受けている可能性があります(写真3)。このようなカラビナでの墜落、ロワーダウンなどの加重はロープへも深刻なダメージを負わせることになります。
>>>墜落が予想される箇所には信頼できるカラビナを使用すること以外に対処法はありません。また、シングルピッチクライミング後の下降はロワーダウンが一般的ですが、ロープへのストレスを軽減させるためには懸垂下降が望ましいとされています。
■ロープバッグの使用
岩場でロープを埃や泥から守るため、ロープバッグの使用は大変有効です。しかし、クライマーと反対側のロープ末端はロープバッグのタイインループに固定され、片側末端の使用頻度が高くなることが多いようです。末端を長時間固定されたまま、クライミング〜ロワーダウンが繰り返されたロープはよじれ(キンク)がたまり、ロープ本来の性能が発揮できなくなります。
>>>ロープ両末端はできれば交互に使用したいところです。上記したキンクの問題を回避する目的もありますが、一度墜落を受け衝撃を吸収したロープが本来に近い性能を回復するまでに最低10分は必要とされていることからも、次のトライは反対側末端を結んでクライミングをしたいところです。
そして、ロープバッグを使用した場合でも、一日の終りにはロープを巻き直し、十分によじれを取り除いてからロープバッグに保管することをおすすめします。
その他、ベアールではロープの汚れを洗浄するアイテムとして、ロープブラシ、ロープクリーナーをラインナップしています(写真4)。
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