SCARPA

2003

ゴアテックス®ライニングのタイプ別特長

スカルパブーツのラインナップは、ウォーキング、クライミングを合わせて現在28機種あり、その内トラベルGTXなどの8機種にゴアテックス®ライニングを使用しています。
ゴアテックス®ライニングの防水性、透湿性の高さはご存知の方が多いと思いますので、ここでは採用されている2タイプの特長をご紹介します。

ゴアテックス®ライニングには2タイプがあります。

(1)ライニング自体が袋状になったブーティタイプ(写真1、2)

このタイプは高価ですが、構造的に完全防水に出来るメリットがあります。また、ゴアテックス®ライニングを使用していない多くのモデル同様、アウトソールの張り替えができることも特長です。

ブーティタイプイメージ
1. 袋状ライニングのブーティタイプ
ブーティタイプを上面から見たイメージ
2. 1の上面から。ソール部にもライニングがある

(2)ライニングがアッパー内面のみ(靴底除く)にあるタイプ(写真3)

このタイプはブーティタイプとは異なり、ライニングが袋状になっていません。しかし、ライニング下部を直接ミッドソールに貼り付けているので、主に浸水するブーツのサイドウォール部分は完全防水にできます。
ライニングを直接ミッドソールに貼り付けているため、構造上アウトソールの張り替えが出来ませんが、ブーティタイプよりもコストを抑えられるメリットもあります。スカルパ社では、今シーズンから採用している新しい技術での製法になります。

ライニングがアッパー内面のみ(靴底除く)にあるタイプを上面から見たイメージ
3. アッパー内面のみのタイプ
ミッドソールにライニングを直接貼り付けている