2009
スカルパブーツのクランポン対応
登山靴は用途やデザインの違いにより、装着できるクランポンが決まっています。正しいクランポンを選び、正しくフィッティングすることは、安全な積雪期登山のための第一歩です。ここではスカルパブーツのクランポン対応についてご紹介します。
各モデルのクランポン対応
クランポンはブーツへの固定方式により、大きく分けてプロ(ワンタッチ)、クリップ(セミワンタッチ)、ストラップの3種類に分類されます。右の対応表を参照して、ご自分のブーツに装着できるクランポンをお選び下さい。
※プロ、クリップ、ストラップは、ブラックダイヤモンド社での呼び方です。

クランポンの種類
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プロ(ワンタッチ):
爪先を金属製トーベイル、かかとを金属製ベイルとヒールレバーで固定します。爪先とかかとにコバがあり、ミッドソールの硬い本格的登山靴に装着できます。
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クリップ(セミワンタッチ):
爪先を樹脂製ベイル、かかとを金属製ベイルとヒールレバーで固定します。かかとにコバがある、一般的な登山靴に装着できます。
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ストラップ:
前後とも樹脂製ベイルで固定します。汎用性が高く、ほとんどの登山靴に装着できますが、固定強度はプロ、クリップに劣ります。
○ファントム8000&6000(写真1)は爪先にコバが無いので、ワンタッチクランポンを装着することはできません。セミワンタッチ(写真2)を使用して下さい。


○ファントムライトやトリオレなど、ソールのカーブがきついモデルでは、クランポンがソールからはみ出してしまう場合があります(写真3)。このような場合はアシンメトリカル(非対称)センターバーへの交換を推奨します。これにより、カーブのきついソールにもぴったりと沿わせることができます(写真4)。

