2016年2月6日
ブラックダイヤモンドイクイップメント社はU.S.CPSC(米国消費者製品安全委員会)と共に消費者の点検によるカラビナとクイックドローのリコールを発表いたしました。カラビナのゲートに製造上の不具合が発見され通常の使用によっても損傷したり正しく機能しない可能性があるためです。 対象となるカラビナは製造番号4350(2014年の350日めに製造)~6018(2016年の18日めに製造)がカラビナ主軸の外側に刻印された製品です。 対象製品の一部にゲートと本体を留めているリベットが正しく打ち込まれていない製品があり、ゲートがカラビナ本体から脱落する可能性があります。ソリッドゲート(ゲートが筒状の物)は上下のリベット、ワイヤーゲートは可動部のリベットです。 また、スクリューゲートカラビナの一部にロッキングスリーブが正しく取り付けられていない製品があり、完全にはロックされない可能性があります。 現時点で上記の不具合による事故の報告はありませんが、消費者の方にお持ちのカラビナを点検していただき、該当製品を回収・交換いたします。 該当製造番号のカラビナとクイックドローをお持ちのお客様は後述の手順に従って製品の点検をお願いいたします。該当製品をお持ちの場合は直ちに製品のご使用を中止し、ブラックダイヤモンド日本代理店、株式会社ロストアローへ返品をお願いいたします。至急、正常な製品と交換いたします。 リコール対象品の点検項目は下記の4点です。点検手順は図で説明されています。 1.ソリッドゲートカラビナ(ゲートが筒状の物):上下2箇所のリベット(キーロックゲートは1箇所)が適切に打たれていること 2.ワイヤーゲートカラビナ:ワイヤーゲートと本体の接続部が適切に組み付けられていること 3.スクリューゲートロッキングカラビナ:ゲートとロッキングスリーブが正しく組み付けられ、正常に機能すること 4.カラビナのゲートを開いて放したときにゲートがどの位置からでも完全に閉じること |
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リコールの対象となる製品 下記の全てのカラビナの全てのカラーのカラビナで、単体で販売された製品、クイックドローにセットされて販売された製品、クイックドローパッケージとしてセット販売された製品、ハーネスとセットで販売された製品、ストッパーセットなど、プロテクションとセットで販売された製品です。 |
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ワイヤーゲートカラビナ | ||||||||||||||||||
■ホットワイヤー (全色) ホットワイヤー ホットワイヤー3パック ホットワイヤーラックパック ホットワイヤークイックドロー ポジワイヤークイックドロー12cm/18cm ポジワイヤークイックパック フリーワイヤークイックドロー12cm/18cm フリーワイヤークイックパック |
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■オズ (全色) オズ オズラックパック オズクイックドロー |
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■ニュートリノ (全色) ニュートリノ ニュートリノラックパック |
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■オーバルワイヤー オーバルワイヤー ワイヤードヘキセントリックセットNo.4-10 ストッパーセットNo.4-10 |
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■フードワイヤー (全色) フードワイヤー フードワイヤーラックパック フードワイヤークイックドロー フードワイヤークイックパック ライブワイヤー ライブワイヤークイックドロー |
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ソリッドゲートカラビナ | ||||||||||||||||||
■ポジトロン (全色) ポジトロンストレート/ベント ポジトロンクイックドロー ポジトロンクイックパック |
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■ナイトロン (全色) ナイトロンストレート/ベント ナイトロンクイックドロー |
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■ライトD ライトD |
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■オーバル (全色) オーバル オーバル3パック |
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ロッキングスクリューゲートカラビナ | ||||||||||||||||||
■ロックロックスクリューゲート ロックロックスクリューゲート ビッグエアパッケージ モーメンタムハーネスパッケージ モーメンタムDSハーネスコンボ プリムローズハーネスパッケージ |
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■ポジトロンスクリューゲート ポジトロンスクリューゲート ポジトロンスクリューゲート3パック |
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■ミニペアラビナスクリューゲート ミニペアラビナスクリューゲート ビッグエアXPパッケージ |
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■ベイパーロックスクリューゲート ベイパーロックスクリューゲート |
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■ナイトロンスクリューゲート ナイトロンスクリューゲート |
製造番号点検の手順: 上記リストに該当するカラビナとクイックドローをお持ちのお客様は下記の手順で点検をしていただき、不具合に該当する場合は後述の追加点検後、不具合品と判断された製品をロストアローへご返品ください。 |
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製造番号の確認 カラビナ主軸の外側に4桁の製造番号が刻印されています。 |
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正常品 製造番号が4350(2014年の350日めに製造)-6018(2016年の18日めに製造)に該当しないか、該当しても末尾に「A」の刻印(例:4350A)がある製品はリコールの対象外です。 |
要点検品 製造番号が4350(2014年の350日めに製造)-6018(2016年の18日めに製造)に該当する製品は下記の点検を行ってください。 |
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ワイヤーゲートカラビナの点検手順: 上記リストのワイヤーゲートカラビナ/クイックドローの製造番号がリコール対象製品に該当する場合、下記の手順で点検をしていただき、不具合に該当する場合は直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
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本体に組み付けられているワイヤー末端を点検してください。 1.写真1のようにワイヤーの左右両末端が本体の表面に露出し完全につぶされていることを慎重に目視で点検してください。 2.写真2のように指でワイヤーゲートを左右に広げてみてください。 |
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不具合品 写真内の矢印のようにワイヤー末端がカラビナ本体から露出していないか、ワイヤーが本体から外れてしまう物は不具合品です。直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
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正常品 写真内の矢印のようにワイヤー末端が露出して丸く潰されていてワイヤーがカラビナ本体から抜けない物は正常品です。 |
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ソリッドゲートカラビナの点検手順: 上記リストのソリッドゲートカラビナ/クイックドローの製造番号がリコール対象製品に該当する場合、下記の手順で点検をしていただき、不具合に該当する場合はロストアローへご返品ください。 |
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手順1:リベットの点検 全てのソリッドゲートカラビナのヒンジ部分は本体にリベット止めされています。ライトDとオーバルはヒンジ部分とゲートが開くノーズ部分の合計4箇所がリベット止めされています。 |
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不具合品 写真のようにリベットの頭がキャップ状につぶされておらず平らな形状の物は不具合品です。直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
要点検品(手順2へ) 全てのリベットがキャップ状につぶされている場合は手順2へお進みください。 |
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手順2:ゲートの動きの点検 ゲートを開いて放したときにどの位置からでもゲートが完全に閉じること。 写真のようにゲートを親指でいろいろな角度まで丁寧に何度も開閉させて点検してください。 |
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正常品 ゲートがスムーズに開閉する物は正常品です。 |
不具合品 写真のようにゲートがノーズに引っかかる物は不具合品です。直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
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スクリューゲートロッキングカラビナの点検手順 上記リストのスクリューゲートロッキングカラビナの製造番号がリコール対象製品に該当する場合、下記の手順で点検をしていただき、不具合に該当する場合は直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
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スクリューゲートロッキングカラビナのゲートは本体のヒンジ部分にリベットで組み付けられています。ゲートをロックするスリーブには2つのストッパーリングが組み付けられています。 大変お手数ですが、下記の5段階の手順に従って点検を行っていただき、不具合品に該当する物は直ちに使用を中止しロストアローへ返品してください。 手順1: ゲートを組み付けているリベットの左右2つの頭がキャップ状にしっかりとつぶされているか目視で慎重に点検してください。 |
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不具合品 いずれかのリベットの頭がキャップ状につぶされておらず、写真のように平らのままである物は直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
要点検品(手順2へ) リベットが正常につぶされている場合は手順2へお進みください。 |
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手順2: 写真のようにゲートを親指で様々な角度まで丁寧に何度も開閉させて点検してください。 |
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不具合品 写真のようにゲートがノーズに引っかかる物は不具合品です。直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
要点検品(手順3へ) ゲートを開いて放したときにどの位置からでも完全に閉じる場合は手順3へお進みください。 |
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手順3: ロッキングスリーブが正しく組み付けられているか点検してください。正常品はスリーブ末端がテーパー加工されている側がヒンジ側向きに組み付けられています。 |
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不具合品 ロッキングスリーブのテーパー加工されている末端が本体のヒンジ側ではなくノーズ側向きに組み付けられている場合は不具合品です。直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。。 |
要点検品(手順4へ) ロッキングスリーブが正しい向きに組み付けられている場合は手順4へお進みください。 |
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手順4: ストッパーリングが正しく組み付けられているか目視で慎重に点検してください。写真内の矢印のようにロッキングスリーブ両末端を止める2つのストッパーリングが適切にゲートに組み付けられているか点検してください。 |
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不具合品 写真内の矢印のようにストッパーリングが組み付けられていないか、ゲートに正常に組み付けられておらず、浮いた状態になっている場合は不具合品です。直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
要点検品(手順5へ) 2つのストッパーリングが正常に組み付けられている場合は手順5へお進みください。 |
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手順5: ロッキングスリーブを完全に締めてゲートをロックした状態で、スリーブが写真(A)のようにカラビナ本体のノーズをしっかりと覆っているか点検してください。 |
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正常品 写真(A)のようにスリーブがカラビナ本体のノーズを完全に覆っている場合は正常品です。 |
不具合品 写真(B)のようにスリーブがノーズを完全に覆っていない場合は不具合品です。直ちに使用を中止しロストアローへご返品ください。 |
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不具合品のご返品について 大変お手数ですが送料着払いにて該当製品を下記住所へお送りください。送り状にはお客様のご住所、お電話番号を全てお書きください。 〒350-2213 埼玉県鶴ヶ島市脚折1386-6 株式会社ロストアロー「BDリコール係」 電話:049-271-7113 お問い合わせ ロストアローユーザーサポート「BDリコール係」 電話:049-271-7113 E-メール:info@lostarrow.co.jp 受付時間:午前10時-午後6時(土日・祝日を除きます) この度は製品の不具合により多くのお客様へ多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げます。不具合品の交換は速やかに行わせていただきます。お手数をおかけいたしますがご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 |
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