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ターボエクスプレススクリュー07/08モデルの特徴

2007年時点の情報です

可倒式ノブを備え、抜群のセッティング性を誇るターボエクスプレスアイススクリューが、07/08シーズンは更なる進化を遂げました。今回は07/08モデルの優れた特徴をご紹介します。
1.刃先とチューブ形状の改良
○刃先:従来モデルより刃先の角度が鋭くなり、深さが15%増(画像1)。スクリューインが格段にスムーズになりました。
○チューブ:刃先に向かって外開きのテーパーを付けることで、回していく際の抵抗を軽減(画像2)。周囲の氷を割ること無く、スムーズにスクリューインできます。
画像1:新型エクスプレスの刃先。従来モデルの刃先(赤線)と比べて鋭く深くなっている。 画像2:チューブには刃先に向かって外開きのテーパーが付けられている。
2.ハンガーの改良
○材質:従来のクロモリから、錆びにくく熱を伝えにくいステンレスに変更(画像3)。カラーはブラックから熱を伝えにくいシルバーになり、氷の溶解による支持力の低下を防ぎます。これらの改良は天候が安定した季節の、日差しが強い場所で効果を発揮します。
○軽量化:ハンガーのみで約10%軽量化されています。
○クリップホール:従来の1個から2個に増設(画像3)。オーバーハングにセットする場合、ハンガー根元のクリップホールを使用すれば、てこの力が掛かるのを防ぐことができます(画像4)。
画像3:新旧のハンガーの違い。 画像4:増設クリップポイントの使用状況。
3.クランクノブの改良
○形状の改良:摘みやすく力を入れやすい外開きの形状(画像5)になり、硬い氷でもまわし易く、回収時は落としにくくなりました。
○カラーリング:サイズによって色分けされており、使いたいサイズを一目で確認できます(画像6)。回収時には設置サイズを視認できるので、スクリューを回しすぎて落としてしまうのを防止します。
画像5:新旧クランクノブの違い。 画像6:サイズ毎に色分けされたクランクノブ。
※注意:せっかく鋭く改良された刃先も、傷めてしまっては本来の性能を発揮できません。運搬時はアイススクリューアップ(画像7)等に収納して刃先を保護して下さい。
画像7:アイススクリューアップ