テクニカルインフォメーション

クライミングスキン、サイズ選びの目安

2002年時点の情報です

  1.左右に黒い滑走面が出てしまっている
 
  2.ウエスト部分の余りをトリムツールでカット
バックカントリーツアーに出かけようとした場合、ぜひ装備したいものの一つにクライミングスキンがあります。ここでは、そのサイズ選びの目安をご紹介します。
スキー板に適正なサイズのスキンは、板の最も幅の広い部分に幅が合っているスキンです。幅の狭い部分に合わせたスキンは、以下のような問題があります。
 
昨今、市場に出回っているスキー板のディメンションは様々で、中には40mm近い深いサイドカーブをもつモデルもあります。このような板の最も細い幅に合わせたスキンを選んでしまうと、トップとテール部分にスキンがカバーしきれない箇所が残ります(写真1)。緩やかな雪面をまっすぐ登高する分には、これでもさほど影響はありません。しかし、コンディションが悪い雪面を斜登高する場合は、スキンがカバーしていない箇所が雪面にあたり、滑って登りにくくなる場合があります。このような事態を避けるため、スキンはトップ幅と同じかそれ以上、あるいはトップ幅からマイナス10mm位のサイズを目安に選び、トリムツールでウエスト部分の余りをカットする方法をおすすめします(写真2)。