(1) |
アイススクリュー先端の歯は、減ったり傷ついたりした場合チューンナップが必要です。歯が丸くなっているとスクリューが入りにくくなります。
作業前にもともとの歯の角度と形を十分に観察してください(写真1)。
|
|
|
(2) |
スクリューは、スレッド(らせん状の歯)が傷つかないように木製のVブロックなどで挟み万力に固定します。
一番痛んでいる歯からヤスリをかけます。
まず、125mmの目立てヤスリで歯の斜めの面を削ります(写真2)。
|
|
|
(3) |
次に、垂直の面を削りますが、もっとも重要な部分ですので慎重に作業してください。100mmの目立てヤスリか細目の仕上げ用ヤスリを使用して、他の歯を傷つけないように注意してください(写真3)。
|
(4) |
4本の歯の先端が同じ高さに仕上がるように気を付けてください。
スレッド部分は、支持強度に影響がありますので最小限の修正に留めてください。痛みが激しい場合は使用を中止してください(写真4)。
|
|
|
(5) |
錆びはナイロンタワシなどで落とし、CRC5-56などの防錆潤滑剤をチューブ内部や表面、エクスプレススクリューのノブに塗布してください。
持ち運ぶときには先端にキャップをかぶせ、必ずツールケースに収納してください。 |
|
 |