テクニカルインフォメーション

アイススクリューの研ぎ方

2002年時点の情報です

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(1) アイススクリュー先端の歯は、減ったり傷ついたりした場合チューンナップが必要です。歯が丸くなっているとスクリューが入りにくくなります。
作業前にもともとの歯の角度と形を十分に観察してください(写真1)。

(2) スクリューは、スレッド(らせん状の歯)が傷つかないように木製のVブロックなどで挟み万力に固定します。
一番痛んでいる歯からヤスリをかけます。
まず、125mmの目立てヤスリで歯の斜めの面を削ります(写真2)。

(3) 次に、垂直の面を削りますが、もっとも重要な部分ですので慎重に作業してください。100mmの目立てヤスリか細目の仕上げ用ヤスリを使用して、他の歯を傷つけないように注意してください(写真3)。

(4) 4本の歯の先端が同じ高さに仕上がるように気を付けてください。
スレッド部分は、支持強度に影響がありますので最小限の修正に留めてください。痛みが激しい場合は使用を中止してください(写真4)。

(5) 錆びはナイロンタワシなどで落とし、CRC5-56などの防錆潤滑剤をチューブ内部や表面、エクスプレススクリューのノブに塗布してください。
持ち運ぶときには先端にキャップをかぶせ、必ずツールケースに収納してください。