テクニカルインフォメーション

フレンジー28の機能

2004年時点の情報です

1.スキーの取り付け
2.セーフティフラップ内部
3.バックパネル
4.スレッドホウリングループ
フレンジー28はバックカントリースキーで想定される様々な用途に対応できる多機能パックです。パック正面には大型フラップ(セーフティフラップ)を装備し、スキーやショベルなどのアバランチギア等、バックカントリースキーに必要不可欠なギアを便利に収納、装着することができます。ここでは、フレンジー28の主な機能をご紹介します。
[スキーの装着方法]
スキーは滑走面を合わせて斜めにセーフティフラップに装着します。
この方法は素早くスキーをパックに装着でき、登行時にふくらはぎや踵にスキーのテールがぶつかりにくい特徴があります。
まずセーフティフラップ下部のコンプレッションストラップを緩め、黒いハイパロン製スキーホルダーにスキーのテールを差し込み、ストラップを締めます。
次にセーフティフラップ上部のストラップでスキーを固定します。
最後にスキーが振られないように各ストラップをしっかり締めて装着完了です(写真1)。
[アバランチギアの収納方法]
ショベルのブレード、シャフト、プローブ等のアバランチギアを緊急時に素早く取り出せるように、セーフティフラップ内側にこれらを収納することができます(写真2)。
アックスを携行する場合、アックスをセーフティフラップに収納し、プローブはパック本体内側面にあるプローブ用ポケットに収納します。
[バックアクセスジッパー]
スキーをパックに装着している場合、メインジッパーが開けにくいことがあります。特に休憩中などに行動食や魔法瓶などの小物を取り出す場合、バックパネルアクセスジッパーを使うことで容易に取り出すことができます(写真3)。
[チェストストラップホイッスル]
小さなホイッスルをポケットやパックから出すのは実際のフィールドでは思いのほか手間が掛かるものです。このチェストストラップはホイッスル機能付なので緊急時や、深いガスの中で仲間と位置確認をしあう時などすぐ使えます。
[スレッドホウリングループ]
ウェストベルト基部にあるオレンジ色のループに細引きなどを連結してスキーを引くことができます(写真4)。
もちろん、名前の通りそりを引くこともできます。