テクニカルインフォメーション

2004-2005スキー、特徴とサイズ選び

2004年時点の情報です

1.エスィック
ディメンション: 112-79-102mm
2.ハボック
ディメンション: 120-88-115mm
3.ヌーニョ
ディメンション: 107-73-97mm
ブラックダイヤモンドのスキーは、バックカントリースノーフィールドをテレマーク、アルペンとスタイルを問わず快適に滑走出来るように独自の開発が行われています。
同社の全てのスキーは、C-マトリックスキャップというグラスファイバーメッシュをメタルでコーティングした剛性の高いトップシートと、芯材を3D化したトーションボウテクノロジーとを組み合せることで、操作性能を最大限に引き出しています。
しなやかで均一なフレックス(たわみ)とトーション(ねじれ剛性)、エッジホールド性能をバランスさせた技術です。ここでは今期販売中の3モデルを取り上げ、特徴とサイズ選びの目安をご紹介いたします。
■エスィック(写真1)
エスィックは、パウダーライドからピステでのハイスピードカービングターンまでをこなす究極のオールマウンテンスキーです。
ブラックダイヤモンド社のラインナップの中で唯一、ハイブリッドコアを採用したモデルです。ハイブリッドコアとは、芯材の滑走面側にウッドコア、トップシート側にデンソライトフォームコアと異なる2種類の材質を使ったもので、ハイスピード下での安定感と中低速域での操作性が高次元でバランスしています。
サイズ展開:158cm、167cm、176cm、185cmの9cm間隔、全4サイズ
■ハボック(写真2)
ハボックは、ブラックダイヤモンド社のラインナップの中で最もパウダーや悪雪で威力を発揮するツインチップスキーです。
トップ120mm、ウエスト88mmのディメンションによりパウダーでは抜群の浮力を感じられ、ピステでは想像出来ないほど軽快にターンが楽しめます。
また、このクラスのファットスキーの中では比較的軽量なこともバックカントリースキー用のギアとしては魅力です。
サイズ展開:163cm、173cm、183cmの10cm間隔、全3サイズ
■ヌーニョ(写真3)
ヌーニョは、本格ツアーからピステまで、スキーヤーのレベルや使用状況に合せて柔軟に対応するオールラウンドスキーです。
テレマーク、アルペンとスタイルを問わず、これからスキーを始める方や様々な技術を習得したい方、バックカントリースノーフィールドでの扱いやすさを重視する方に最適です。
サイズ展開:159cm、167cm、175cm、183cm、191cmの8cm間隔、全5サイズをラインナップするので身長や体重による選択の幅がブラックダイヤモンドスキーの中で最もあります。
これらブラックダイヤモンドスキーの基本的なサイズ選びは、テレマークスタイルならば身長と同じ位か1サイズ長いものがおすすめです。組み合わせるブーツは、エスィック、ハボックならばスカルパT1クラス以上、ヌーニョならばスカルパT2、T3クラスのプラスチックブーツでそれぞれ滑走すると最適です。パウダーでの使用を前提に選択する場合や積極的に短めのサイズを選択する場合など、滑走する状況によってはソフトフレックスのプラスチックブーツでお使いいただいても問題はありません。
次にアルペンスタイルでは、身長と同じ位か1サイズ短いものがおすすめです。どのモデルもスキー用のプラスチックブーツでの使用ならばマッチします。何れのスタイルでも積極的にパウダーライドを楽しむ場合には、長めのサイズを選ぶと快適です。フリーライドを楽しんだり、バックカントリーフィールドでの取り回しの軽さを重視する場合は、短めのサイズをおすすめします。