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シーズン毎に進化を重ねていくブラックダイヤモンド社のテクニカルアイスツール。今回は最新アイスツールを使用する際の役に立つチップスをご紹介します。 |
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ヘッドがコンパクトなアイスツールを
バックパックに取り付ける方法 |
ヘッドがコンパクトなアイスツールをパックのアックスホルスターに直付けすると、外れて脱落するおそれがあります(写真1)。このような場合、カラビナでバックアップを取っていればホルスターから外れても脱落しません(写真2)。またサイドコンプレッションに固定する方法もあります(写真3左)。この場合クイックドロー等でバックアップを取って下さい(写真3右)。ブラックダイヤモンド・プレデター(写真4左)、オスプレー・エクスポージャー(写真4右)のようにコンパクトなヘッド対応のホルスターを持つパックもあります。 |
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写真1:ホルスターに直付けしているだけだと脱落のおそれがある。 |
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写真2:カラビナでバックアップしていれば外れても脱落しない。 |
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写真3:バックパックのサイドコンプレッションに取り付ける方法。 |
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写真4:コンパクトなヘッドに対応するアックスホルスター |
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リーシュレスツールのバックアップの取り方 |
リーシュレスのクライミングでは常にアックスを落とす可能性があり、ビレイヤーを傷つけたりクライミングが継続できなくなるおそれがあります。このような事態を避けるためアイスツールに高所作業用の落下防止コードでバックアップを取ることをお勧めします。バックアップの位置はシャフトの中央付近で「持ち替え」時に干渉しない位置が良いでしょう(写真5)。ヘッドではスイングの妨げになり、グリップ末端では氷に当たって損傷するおそれがあります。 |
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写真5:落下防止コードの取り付け例(フュージョン) |
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リーシュレスツールをラッキングする方法 |
通常のアイスツールはハンマーホスルターに収納できますが、リーシュレスツールやファング付きのモデルはグリップが干渉するのでハンマーホルスターには収納できません。代わりにアイスクリッパーにラッキングしておけば、ビレイやラッペルの際に邪魔になりません(写真6)。 |
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写真6:アイスクリッパーを利用したラッキング方法。 |
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