テクニカルインフォメーション

LEDランタン、オービットの特性

2011年05月25日時点の情報です

オービットをご愛用いただいているユーザーの方より「最大照度の点灯時間が短いのではないか」とのご指摘をいただくことがあります。この疑問に応えるために、ここではオービットの動作特性と、ブラックダイヤモンド製LEDランタンの最大電池寿命について説明させていただきます。


※ 最大電池寿命の時間は常温で新品アルカリ乾電池を使用した場合のメーカー発表値です

調光機能

オービットは、ON/OFFスイッチの操作で照度を無段階で調節することができる、ディミング機能を備えています。
・消灯状態からスイッチを押すと最大照度で点灯します。
・点灯状態でスイッチを押し続けると、ゆっくりと照度の増減を繰り返し、点滅は最大照度または最小照度に達したことを表しています。
・任意の明るさになったところでスイッチを離すと照度が設定されます。

連続点灯時間

オービットは、45ルーメンを発揮する最大照度で1W近い電力を消費しますが、最小照度に設定すると消費電力は大幅に抑えられ、4.8倍の連続点灯が可能です。


最大照度 = 約5時間
最小照度 = 約24時間
照度設定と連続点灯時間

最大電池寿命

オービットを最小照度で連続点灯させた場合、約24時間で電力を使い果たし消灯します。ブラックダイヤモンドでは、最小照度の連続点灯時間を、最小照度の最大電池寿命と定義しています。


最小照度の最大電池寿命 =
連続点灯時間 = 約24時間
最大照度の電池寿命

オービットを最大照度で連続点灯させた場合、約5時間で消灯しますが、この時点では電力を完全に使い果たしておらず、最小照度で約10時間の再点灯が可能です。ブラックダイヤモンドでは、最大照度の連続点灯時間と最小照度の再点灯可能時間を合計した値を、最大照度の最大電池寿命と定義しています。


最大照度の最大電池寿命 =
連続点灯時間(5h) + 再点灯可能時間(10h) = 約15時間


※ 再点灯時は、点灯直後に最小照度を設定してください
※ 再点灯の前に電池を休ませることをおすすめします

電池寿命を延ばすポイント

・オービットは照度に比例して消費電力が変化します。照度を抑えて節電しましょう。
・アルカリ乾電池は休ませながら使用することで寿命が延びます。こまめに消灯しましょう。
・アルカリ乾電池は低温になると性能が低下します。点灯前にポケットに入れる等して体温で暖め、点灯後は照度を控えめに設定しましょう。

Q & A

Q 最大照度で使うと4時間程で消えてしまうのですが?

オービットは常温で新品のアルカリ乾電池を使用した場合、最大照度で約5時間連続点灯するように設計されていますが、実際には電池の銘柄や保管状態、気温などの条件により点灯時間が異なります。常温で4時間程度点灯する場合は正常です。

Q 寒い場所では電池の消耗が早いのですが?

アルカリ乾電池は低温になると容量が低下し電池寿命が短くなります。氷点下ともなると点灯時間が極端に短くなるとお考えください。

Q LEDが点滅するだけで、点灯することができません

オービットは電池の電圧が下がると点滅する場合があります。電池が消耗している場合は新しいものに交換し、低温で電池の性能が低下している場合は体温で暖めてください。