テクニカルインフォメーション

オービット、故障かな?と思う前に

2012年10月05日時点の情報です

オービットの点灯不良としてお客様から届けられた製品には、電池の消耗によるものが数多く見受けられます。 電池の消耗が原因の場合、製品を修理をすることなくそのまま戻させていただいておりますが、お客様にはお手数とお時間をおかけいただくことになり大変心苦しく存じます。

ここでは、オービットの故障と誤解されやすい症状について説明いたしますので、下記URLの動作特性とあわせてご覧いただき、動作確認のお役に立てていただければ幸いです。

動作特性はこちら >>> オービットの特性

※ 2012/10/05時点での仕様です。

電池寿命が短い

オービットは新品乾電池を使用して最大照度で点灯させると、約4時間点灯した後に自動で消灯します。製品スペックの「最大電池寿命=24時間」の定義を知らない場合、あまりにも寿命が短いと感じてしまうでしょう。

※ 最大電池寿命は、最小照度の連続点灯可能時間です。
※ メーカーでは最大照度の連続点灯可能を5時間と発表していますが、実際の使用条件下では4時間程度とお考えください。

自動消灯した後、再点灯するもののすぐ消える

オービットは最大照度の使用で自動消灯したあとも、最小照度で使用すると電池に残された電力で10時間点灯できるように設計されています。しかし、最大照度で再使用するとわずか数分で消灯し、それを繰り返すと最小照度の点灯もできなくなります。

※ 一度、自動消灯したあとは、最小照度でご使用になることをおすすめします。

スイッチを押している間だけ点滅し、離すと消える

オービットは電池の電圧がおよそ1.15Vを下回ると動作が不安定になり1.1V以下になると動作しません。電池の電圧が動作しなくなるぎりぎりの場合、スイッチを押している間だけ点灯したりチカチカと点滅する現象が発生します。

※ 新品乾電池に交換してご使用ください。

電池を交換しても寿命が短い

乾電池は低温になると電池寿命が短くなります。氷点下ともなると点灯時間が極端に短くなるとお考えください。寒い場所でも安定してご使用になりたい場合は、低温による性能の低下が少ないリチウム乾電池(1.5V)のご使用をおすすめします。
また、乾電池の銘柄によっては、新品でも初期電圧が低かったり、放電特性がオービットの動作特性と相性が悪く、オービットの性能を十分に発揮することがてきない場合があります。

※ 乾電池は有名銘柄をお選びください。

電池の電圧が1.15Vを下回るとオービットの動作が不安定にります。これは製品の仕様であり、故障ではありません。もし、バッテリーチェッカーやテスターをお持ちの場合は、修理をご依頼になる前に、乾電池の電圧をチェックされることをおすすめします。