重要なお知らせ ブラックダイヤモンド リーコンLT 回収のお願いと修理のご案内

2025年2月14日、ブラックダイヤモンド社は雪崩ビーコンのリーコンLTとリーコンLTを含むセット商品において、腐食により誤作動が発生する可能性があるため、リコールを行うことを発表しました。これを受け、日本国内ではリコール対象製品を回収し、修理対応をいたします。
リーコンLTの電池ケース蓋の裏側にはスイッチの接点が設けられていますが、この接点が腐食する場合があり、これにより誤作動または電源が切れる可能性があることが分かりました。この不具合により雪崩救助活動に支障をきたし、重傷を負ったり死亡したりする危険性が高まります。リーコンLTをお持ちの方は直ちに使用を中止し、リコールの手順に従ってください。
現在までに、ブラックダイヤモンド社はこの問題に関してお客様から6件の報告を受けましたが、負傷者、事故、死亡者はありません。ブラックダイヤモンド社は、この問題に迅速かつ積極的に取り組んでまいります。
なお、本事案はブラックダイヤモンド社が米国消費者製品安全委員会(CPSC)へ、株式会社ロストアローが経済産業省へ報告済みです。
リコール対象機種
2021年6月1日から2025年2月14日の間に製造・販売されたブラックダイヤモンド社製リーコンLTのうち、シリアルナンバーの上4桁が2040~2321の全製品がリコール対象となります。シリアルナンバーは、リーコンLTをBluetooth経由でピープスアプリに接続することで確認できます。
リーコンLTは単体で販売された他、2種類のセットの構成商品としても販売されました(日本国内ではBDアルパインAvyセーフティセットのみ販売)。製品名、スタイル番号、SKU、シリアルナンバーは以下の通りです。
製品名 | スタイル番号 | SKU | シリアル番号の上4桁 |
---|---|---|---|
BDリーコンLTビーコン | BD151007 | BD1510070000ALL1 | 2040 - 2321 |
BDアルパインAvyセーフティセット | BD151010 | BD1510100000ALL1 | 2040 - 2321 |
BDリーコンLT Avyセーフティセット | BD151011 | BD1510110000ALL1 | 2040 - 2321 |
リコールの手順
リーコンLTをお持ちの方は、直ちに使用を中止し、以下のリコール手順に従ってください。
1. 本記事末尾の「お問い合わせフォーム」ボタンよりリコールを申し込む
2. 弊社へリーコンLTを送る
本記事末尾の住所へリーコンLTをお送りください。修理の開始は交換パーツ入荷予定の3月末以降を予定しておりますが、本日(2月21日)よりリーコンLTのお預かりを受け付けます。お客様のリーコンLT不在期間のレンタル機種として、ご希望の方にピープス プロIPSをお貸し出しいたします。
3. 弊社による修理
3月末以降の交換パーツ入荷後、速やかに耐腐食性のステンレス製の接点に交換します。接点を交換し、全体の検査を行いご返送いたします。往復の送料は弊社が負担いたします。
4. 修理済リーコンLTを受け取る
5. 代替機種のプロIPSを返送する
プロIPSに同梱されていた送料着払いの送り状で、弊社宛てにご返送ください。
FAQ(よくある質問)
リーコンLTの電池ケースの蓋裏側には金属製のスイッチ接点が設けられていますが、この接点が腐食する場合があり、これにより誤作動または電源が切れる可能性があることが分かりました。リーコンLTの誤作動や電源が切れることにより雪崩救助活動に支障をきたし、重傷を負ったり死亡したりする危険性が高まります。
リーコンLT、および以下の表中に記載されたAvyセーフティセットは、全てこのリコールの対象となります。リーコンLTは、2021年6月1日から2025年2月14日の間に製造・販売されており、シリアルナンバーの最初の4桁が2040~2321の範囲です。
リーコンLTは単体で販売された他、2種類のセットの構成商品としても販売されました(日本国内ではBDアルパインAvyセーフティセットのみ販売)。製品名、スタイル番号、SKU、シリアルナンバーは以下の通りです。
製品名 | スタイル番号 | SKU | シリアル番号の上4桁 |
---|---|---|---|
BDリーコンLTビーコン | BD151007 | BD1510070000ALL1 | 2040 - 2321 |
BDアルパインAvyセーフティセット | BD151010 | BD1510100000ALL1 | 2040 - 2321 |
BDリーコンLT Avyセーフティセット | BD151011 | BD1510110000ALL1 | 2040 - 2321 |
リーコンLTをBluetooth経由でピープスアプリに接続することで確認できます。以下の方法をご覧ください。
1. リーコンLTのマークボタンを押しながら電源を入れ、Bluetoothを有効にします。Bluetoothが有効になると左上にBluetoothのマークが表示されます。
2. iOSまたはAndroidデバイスでピープスアプリを開きます。デバイスマネージャーを選択し「Bluetoothデバイスを接続」をタップすると ビーコンの機種とシリアルナンバーが表示されます。
ブラックダイヤモンド社はこの問題に関して、現在までにお客様から6件の報告を受けましたが、負傷者、事故、死亡者はありません。
捜索(SEARCH)モードに切り替えたときにリーコンLTの電源が切れるという保証のお問い合わせを数件いただきました。ブラックダイヤモンド社が直ちに社内調査をしたところ、スイッチの重要な部品が腐食し導電性が低下していることが判明し、リーコンLTのリコールを決定しました。
リーコンLTの修理対応をさせていただきます。スイッチの接点を耐腐食性のステンレス製に交換します。ご返送いただいたリーコンLTは接点を交換し、全体の検査を行った後、3営業日以内にご返送いたします。往復の送料は弊社が負担いたします。ご希望のお客様には、修理期間中のレンタル機種としてピープス社の最新モデルであるプロIPSをお貸出しいたします。
下記の「お問い合わせフォーム」よりリコール対応をお申し込みのうえ、対象製品を本記事末尾記載の住所に送料着払いでお送りください。
往復送料は弊社が負担いたします。
交換用パーツの入荷は3月末頃を予定しております。
1. パーツ入荷前にリーコンLTをお送りいただいた場合
パーツの入荷後に順次修理を行い、パーツ入荷後3営業日以内にご返送いたします。
2. パーツ入荷後にリーコンLTをお送りいただいた場合
お預かりから3営業日以内に修理を行いご返送いたします。
お問い合わせフォーム にてご連絡ください。
このリコール情報を同僚の方々や所属組織と共有してください。リコール手順は通常と変わりありません。
お客様のリーコンLTのお預かり期間中は、ご希望のお客様を対象にレンタル用のピープスプロIPSをお貸出しいたします。
リーコンLTのスイッチの接点を、耐腐食性のステンレス製バージョンに交換します。その後、全体検査を実施します。
バッテリーコンパートメントの蓋の内側を確認します(画像参照)。

蓋の中央のプラス側接点が突き出ている場合、ビーコンは改良修理されていません。直ちに使用を中止し、リコール手続きをしてください。

蓋の中央のプラス側接点が突き出ていない場合、ビーコンは改良修理済みで使用可能です。
いいえ。直ちに使用を中止し、リコール手続きをしてください。デバイスが誤作動またはオフになり、雪崩救助活動を妨げ、重傷または死亡のリスクを高める可能性があります。
この問題は、適切なグループチェックの際に高確率で検出可能であり、チェックを行った際に正常に機能していたのであれば危険性が増すことはありません。
いいえ。ビーコンが正常に機能するためには、株式会社ロストアローによる修理が必要です。
いいえ。このリコールはリーコンLTのみが関係します。過去のリコール情報のページをご覧になり、お使いのビーコンが以前のリコールの対象であるかどうかをご確認ください。
2023年のリーコンLTのリコールはファームウェアの問題に関連しており、ファームウェアのアップデートで簡単に解決できます。詳細については、こちらをご覧ください。今回のリコールはハードウェアの問題です。対象製品をお使いの方は直ちに使用を中止し、リコールの手順に従ってください。
下記のお問い合わせフォームよりリコール対応をお申し込みの上、リーコンLTを下記宛先に送料着払いでお送りください。
[ ブラックダイヤモンド リーコンLTの送り先 ]
〒350-2213
埼玉県鶴ヶ島市脚折1386-6
株式会社ロストアロー リーコンLTリコール係
TEL:049-271-7111