ピープス プロIPSの電池ボックスの電池端子の許容値が、ANSI(米国国家標準協会)規格の下限サイズで製造された単4電池の使用に対し十分ではありませんでした。このため、2パターンの不具合が発生する可能性があります。
下記のように不具合は機種により異なります。
パターン 1: ピープス プロIPSの電源が入らない
パターン 2: 衝撃や振動によりピープス プロIPSの電源が切れる
ピープス プロIPSの使用者がこの危険性に気づかない可能性があるため、直ちに使用を中止し、リコール対応を行う必要があります。
2023年10月1日から2024年11月22日の間に製造・販売された雪崩ビーコン、ピープス プロIPSのうち、シリアル番号の上4桁が2326~2445の範囲にある全ての製品がリコール対象となります。
シリアル番号は、電池ボックスカバーの内側にあるラベルに記載されています。また、スマートフォンの「PIEPS」アプリにピープス プロIPSをBluetooth接続し、デバイスマネージャーで確認することもできます。
電池ボックスカバーの内側に記載されているシリアル番号
注:リコール対策済みのピープス プロIPSは、製品本体とパッケージに白い丸印があります。

いいえ、ピープス社の自主的なリコールです。現在のところ、この不具合による事故は起きていません。
2023年、ある北米在住のお客様がヨーロッパ滞在中にピープス プロIPSをご購入になり北米に持ち帰りました。2024年11月、その方は付属の電池を別のブランドの新しい電池に交換しました。その後、ピープス プロIPSの電源が入らなくなったことに気づきピープス社に問い合わせました。それを受け、ピープス社の品質チームが調査した結果、ANSI(米国国家標準協会)規格の下限で製造された単4電池を使用していたため電源が入らなかったことが判明しました。
ピープス社の品質・安全基準によれば、既知の1件の不具合は安全上のリスクがあることを示しており、是正が必要と判断しました。安全性を最大限に確保するため、このリコールについてできるだけ早くお客様にお知らせし、対策したいと考えています。
ピープス プロIPSの電池ボックスの中央の電池端子の仕様を変更します。これにより、世界中で入手可能なすべての単4電池の長さのバリエーションをカバーし、雪崩ビーコンの機能を確保することができます。
いいえ。直ちに使用を中止し、リコール対応をご依頼ください。この不具合はいつ発生してもおかしくありませんし、使用者がこの危険性に気づかない可能性もありますので直ちに使用を中止し、リコール対応をご依頼ください。
いいえ。雪崩ビーコンが正しく機能するために、ピープス社による対応が必要です。直ちに使用を中止し、リコール対応をご依頼ください。
日本国内のお客様は下記の「お問い合わせフォーム」よりリコール対応をお申し込みのうえ、対象製品を株式会社ロストアローに送料着払いにてお送りください。
お客様のピープス プロIPSが弊社に到着次第、直ちに修理を実行しますので、ご発送から対応完了ま5〜7営業日程度をご予定ください。
この不具合は、ピープス プロIPSのハウジング素材として新たに採用された、安定性が高く耐衝撃性に優れたファイバー複合材の予期せぬ挙動に起因します。製造後、ハウジング素材は当初の計算よりもはるかに低い圧縮値を示しました。その結果、電池ボックスが0.2mm大きくなってしまいました。
ピープス プロIPSのご購入時に付属しているJIS規格またはIEC規格に適合した電池では、この不具合は発生しません。しかしながら、安全上のリスクがありますのでリコール対応をご依頼いただくことが非常に重要であることに変わりはありません。
この問題を認識した直後、配送を停止し、新しく製造される製品の最終組み立てを変更できるようにあらゆる手段を講じ、2024年11月21日以降に出荷される全ての新しいピープス プロIPSに、新しい電池端子が装着されています。これにより、世界中で入手可能なすべての長さの単4電池に対応しています。
はい。今回のリコールは大変残念なことですが、ピープス プロIPSは受信中および送信中の電磁干渉の影響を軽減する画期的な技術が搭載されています。電池端子の接触不良さえ対策されれば、完全な雪崩ビーコンとしてご使用になれます。
リコール対策品は、いくつかの方法で判断することができます。
リコール対策品は、製品パッケージの前面の「PIEPS PRO IPS」の文字の右側に白丸が表示されます(下の画像を参照)。
リコール対策品は、製品本体の前面と電池ボックス内部に白丸が表示されます(下の画像を参照)。
リコール対策品は、改良された電池端子を目視で確認することができます(下の画像を参照)。
リコール対策品のマーク
電池端子で確認
PIEPS アプリ
ピープス プロIPSをスマートフォンの「PIEPS」アプリに接続すると、リコール対策品かどうかがわかります。
ピープス プロIPSをBluetoothで「PIEPS」アプリに接続します。
ファームウェアが古い場合は、アップデートを促されます。
次の画面で「バッテリー接点バージョン」が 「警告」(電池端子がまだ交換されていない)または 「OK」(電池端子が交換されている)が表示されます。
「PIEPS」アプリはファームウェアを常に最新の状態に保つことができます。「PIEPS」アプリ対応の製品をご使用になっている全てのお客様にアプリのご使用を強くお勧めします。
これは、規格上限の電池を挿入した場合に起こることがありますが、問題はありません。使用中、電池ボックスカバーが常に完全に閉じており、電池ボックスを固定するネジがしっかりと締まっていることを確認してください。
電池は製造公差を考慮した規格(下記参照)に従って製造されるため、長さに若干のばらつきが生じます。
ANSI(米国国家標準協会) = 44.5mm〜43.3mm
JIS(日本産業規格) = 44.5mm〜43.5mm
IEC(国際電気標準会議) = 44.5mm〜43.5mm